ヒューリスティック検知のメリットデメリット（UTMの特徴）
ヒューリスティック検知とは、予めウイルスが取り得る動作を登録し、プログラムコードに含まれる動作と比較してウイルスを検出する不正ソフトウェア検知方法のひとつです。
ヒューリスティック検知のメリット
ヒューリスティック検知は、マルウェアの動作などを捉えて検出する技術で、①過去のマルウェアに似ている ②マルウェアにありがちな動作 ③マルウェアにありがちなコード をチェックし、その特徴に合致すれば、未知のマルウェアも検出できるのです。
また、ヒューリスティック検知は、URLフィルタリングにも利用されています。URLが偽造されていた場合フィルタリングするのが困難ですが、ヒューリスティック検知を用いると、Webサイトのコンテンツのソース解析を行うのが有効となります。
ヒューリスティック検知のデメリット
ヒューリスティック検知は、検出できるマルウェアが多い分、稀に正常なプログラムも不正なプログラムであると誤検出されてしまう可能性があります。 実際に動作させて動作を調査するヒューリスティック検知の弱点ともいえます。そのため、多くのセキュリティ対策ソフトでは、パターンマッチングとヒューリスティック検知を併用してマルウェアを検出しています。
また、プログラムが難読化されているとヒューリスティック検知がうまく動作しないことがあります。悪意のあるマルウェアは、セキュリティ対策ソフトによる検出を回避しようとするため、プログラムを難読化されているケースがあるのです。
UTMで防げる外部対策機能
- 不正アクセスからの外部脅威に対抗する機能
- ウィルス侵入からの外部脅威に対抗する機能
- 不正webアクセスからの外部脅威に対抗する機能
- 迷惑メールからの外部脅威に対抗する機能
- ネットワーク攻撃からの外部脅威に対抗する機能
UTMで防げる内部対策機能
- 内部機器からの不正アクセスからの内部脅威に対抗する機能
- ウィルス拡散からの内部脅威に対抗する機能
- webフィルタリング機能からの内部脅威に対抗する機能
- アプリケーション制御からの内部脅威に対抗する機能
- ネットワーク攻撃からの内部脅威に対抗する機能
- 情報漏えい対策からの内部脅威に対抗する機能
ウィルス対策ソフトやファイアウォールだけではダメな理由
企業等の外部ネットワークの脅威から防火壁の機能で守ってくれるファイアウォール。
個々のパソコンで対策するウィルス対策ソフト。
個々の利用ユーザに委ねられることで、
- 身勝手なウィルス対策ソフトの停止や、ポートの解放
- ライセンス更新の有無や、バージョンアップの有無
- 不正なwebページへのアクセス＆アドレス登録
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