IT導入補助金2023年デジタル化基盤導入類型【受発注】の概要
「デジタル化基盤導入類型」及び「複数社連携IT導入類型」の2類型を設け、新型コロナウイルス感染症等の影響を受けつつも、生産性向上に取り組む中小企業・小規模事業者等を支援するとともにインボイス制度への対応も見据えつつ、企業間取引のデジタル化を強力に推進するため、「通常枠」よりも補助率を引き上げて優先的に支援します。
デジタル化基盤導入枠に申請するためには、【会計・受発注・決済・EC】の4つの機能のいずれかを保有するソフトウェアであることが求められます。今回は【受発注】についてご説明いたします。
【必須要件】受発注機能が備わっていること
共P-02に含まれる、売り手側機能では売上請求管理、売掛・回収管理や電子記録債権、手形管理機能、買い手側機能では仕入管理(仕入明細)、買掛・支払管理等の機能が含まれるソフトウェア
IT導入補助金のツール登録としては【債権管理等の機能を持っている事が必要】です。
受発注機能を簡単に言うと
いわゆる受注や発注時に使うソフトのことです。
ポイントは【相手と金銭の取引履歴が確認できるソフトウェア】か?です。
売上でも仕入でも【いつ】【誰に】【何を】【いくらで取引したのか】わかることが求められます。債権管理等の機能を持っている事が必要です。
共P-02とは
決済・債権債務・資金回収に関するプロセスです。
主に経理・財務・経営企画部門が利用するソフトウェアです。
決済(POSレジ、ECサイト用カート、多通貨対応) 決済で使用したり、POSレジ、ECサイト用カート、受注管理・仕入管理等で利用するソフトウェアが入ります。
詳しくはこちらをご参照ください。
請求管理とは
請求管理とは、債権を正確に管理することです。
注文書通りに商品を出荷し終えたら、請求書を発行して代金を回収します。 代金回収までが完了して初めて取引の一連の流れが完了するということになります。
売掛金管理とは
そもそも売掛金とは、商材を売り上げたものの、その代金を未だ回収しておらず、後日受け取れることになっている状態のお金のことです。
売掛金管理とは、未納の代金である「債権」の残高を管理し、売掛金をもらさず回収することです。
電子記録債権(でんさい)とは
手形や売掛債権で発生しがちな問題点を解決できる事業者の資金調達円滑化を図ることを目的として創設された新たな金銭債権のことです。
手形管理とは
受取手形と支払手形を登録して、手形ごとに回収/発行から決済までの一貫した履歴管理を行うことです。
仕入管理とは
仕入先から届いた商品・部品・原材料などを適切にコントロールすることです。
商品・部品・原材料が不足すれば販売や製造に大きな影響を与えます。 売上を得る機会を失うわけですから、企業にとってマイナスです。 一方で在庫を過剰に抱えると、保管費用も対応人員も嵩み、利益圧縮の原因となりますので適切な管理が必要です。
買掛・支払管理とは
そもそも買掛金とは、取引先から買入を行った代金のうち、まだ支払っていないお金のことです。
買掛管理とは、支払先からの請求書の内容を基に仕入れの支払や計上を正しい期日で行うことです。
請求管理とは、債権を正確に管理することです。 注文書通りに商品を出荷し終えたら、請求書を発行して代金を回収します。 代金回収までが完了して初めて取引の一連の流れが完了するということになります。