【ONVIF】とは？IP・web・ネットワークカメラの規格
ONVIF（オーエヌブイアイエフ、Open Network Video Interface Forum）とは、ネットワークカメラメーカーのアクシス、ボッシュ、ソニーが立ち上げたネットワークカメラ製品間の相互運用性を高めるための 標準規格を策定するオープンなフォーラム（業界団体）またはその標準規格のことをいいます。
ONVIF（オンビフ）とは？インターフェイスの標準規格
ONVIFの規格に対応していれば、IPネットワークに接続されるカメラ機器において、異なるメーカーのカメラ、レコーダーを組み合わせて利用できるので、機器選定の幅が広がり、ネットワーク映像システムを柔軟に構築できるようになります。応対する機能によっていくつかのプロファイルが定義されていますが、ネットワークカメラやネットワークレコーダーのシステムで主に使われるのは、プロファイルSとプロファイルGになります。
プロファイルS（IPネットワークに接続された映像機器の通信／制御プロトコルの標準化）は、ONVIFプロファイルの基本。 主にIPネットワークカメラまたはビデオエンコーダであり、IPを介してビデオデータを送信します。
プロファイルG（ IPネットワークに接続された記録メディア機器（録画機やメモリーカードなど）の通信/制御プロトコルの標準化 ）は、 主にIPネットワークカメラまたはビデオエンコーダであり、IPを介して ビデオデータの録画設定などの制御を行うことが可能です。
ONVIF（オンビフ）の特徴
ONVIFは、ネットワークカメラの標準化規格で世界的に最も普及した規格であり、２０１７年３月の時点で約500社、7,500製品以上が対応しています。
ONVIFは、ネットワークカメラの機能をウェブサービスとして公開するのが特徴で、クライアントはカメラからWSDLを取得して、そのカメラが持つ機能の利用方法を動的に入手します。カメラの動的な発見、カメラ情報の設定・取得、カメラの光学制御およびPTZ制御、イベントハンドリング、Video Analytics, ストリーミング、セキュリティなどネットワークカメラの利用に必要な一通りのインターフェースを定義しています。
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