事業継続力強化計画の認定で、ものづくり補助金の採択率の向上
事業継続力強化計画の認定は、ものづくり補助金の採択率の加点項目
事業継続力強化計画の認定制度とは、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が「事業継続力強化計画」として認定する制度です。
認定を受けた中小企業は、税制措置や金融支援、補助金の加点などの支援策が受けられます。
事業継続力強化計画認定は大きく3パターン
事業継続力強化計画の認定制度では、リスクの捉え方(対象内容)に3つのパターンが存在します。
- 自然災害のみを対象リスクとする
- 感染症等のみを対象リスクとする
- 自然災害と感染症等の両方を対象リスクとする
3つのパターンによる事業継続力強化計画の作成・策定を行うことができ、どのパターンでも認定を受けることができます。
新型コロナウイルス感染症の影響もあることから、自然災害だけではなく感染症も含めてリスクの把握を行い、自然災害に感染症等の両方を対象リスクとする 事業継続力強化計画の策定を行うことが強く推奨されています。
事業継続力強化計画の申請方法は2種類
- 電子申請システム(gBizID必須)から申請(認定まで早いと1週間~2週間くらい)
- 上記事業継続力強化計画のサイトから資料をダウンロードして各経済産業局等に郵送にて提出
事業継続力強化計画が認定されるとものづくり補助金の採択率が向上
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金では、これまでの申請及び採択状況のデータがまとめられており、公表されています。
これをご覧になるとお分かりの通り、加点項目の数が多ければ多いほど採択率が右肩上がりで上がっています。
加点を取らなくても約24%採択されていますが、4個加点を取ると約75%と3倍違います。
せっかくものづくり補助金の申請をするならば、 あわせて事業継続力強化計画にもチャレンジし、自然災害だけではなく感染症も含めてリスク対策ができる企業づくりをしていきたいですね。