IT導入補助金_対象となる内容と対象外となる役務(導入コンサルティング)
IT導入補助金において【対象となるITツール】と【対象外となるITツール】をまとめました。
以下のIT導入補助金の目的によって、対象となるITツールと対象外となるITツールが決められています。
通常枠(A・B類型)の目的【2022・2023共通】
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、みなさまの業務効率化・売上アップをサポートするものです。
中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイスの導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が生産性の向上に資するITツール(ソフトウェア、サービス等)を導入するための事業費等の経費の一部を補助等することにより、中小企業・小規模事業者等の生産性向上を図ることを目的としています。
デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型・複数者連携IT導入類型)の目的【2022・2023共通】
デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型・複数者連携IT導入類型)は、新型コロナウィルス感染症の影響を受けつつも、生産性向上に取り組む中小企業・小規模事業者を支援するとともに、インボイス制度への対応も見据えつつ、企業間取引のデジタル化を強力に推進するため、「通常枠」よりも補助率を引き上げて優先的に支援するものです。
役務(導入コンサルティング)のITツール対象・対象外
対象となるもの
- 【2022・2023共通】マスター類の設定項目洗い出しにかかる費用
- 【2022・2023共通】パッケージ導入計画作成費用
- 【2022・2023共通】業務移行計画(並行稼動)作成費用
- 【2022・2023共通】教育計画作成費用
- 【2022・2023共通】新システム本稼動判定(検収)基準設定費用
- 【2022・2023共通】データ移行計画作成費用
- 【2022・2023共通】復旧計画策定費用
- 【2022・2023共通】カスタマイズ項目洗い出し費用
- 【2022・2023共通】パッケージFit/Gap分析費用
対象とならないもの
- 【2022年】ITツールの選定作業等、交付決定前のコンサルティング費用
- 【2022年】補助事業者の業務そのものに対する費用や経営全般に対するコンサルティング費用
- 【2022年】事業計画策定費用(当補助金申請目的も含む)
- 【2022年】交付申請コンサルティング費用
- 【2023年】交付決定前に発生した費用。(顧客への提案段階に行うコンサルティング費用やITツールの選定作業等交付決定前にかかる費用等)
- 【2023年】本事業におけるITツールの導入とは関連のない、補助事業者の業務そのものに対するものや経営全般に対するコンサルティング。
- 【2023年】補助金申請に関する申請代行、コンサルティング費用
- その他「全カテゴリー共通NG」に明示するもの。
【全カテゴリー共通NG】対象とならないもの
- 【2022・2023共通】補助事業者の顧客が実質負担する費用がITツール代金に含まれるもの。(売上原価に相当すると事務局が判断するもの。)
- 【2023年新設】ITツールの利用料が、交付申請時に金額が定められないもの。
- 【2022・2023共通】対外的に無料で提供されているもの。
- 【2022・2023共通】リース・レンタル契約のITツール(サイバーセキュリティお助け隊サービスを除く)
- 【2023年新設】中古品
- 【2022・2023共通】交付決定前に購入したITツール
- 【2022・2023共通】交通費・宿泊費
- 【2022・2023共通】補助金申請、報告に係る申請代行費
- 【2022・2023共通】公租公課(消費税)
- 【2022・2023共通】本事業の目的・趣旨から適切でないと中小企業庁及び中小機構並びに事務局が判断するもの。