人事労務の業務では、入社時の情報収集、住所や扶養の変更、年末調整、マイナンバー管理など、従業員とのやり取りが数多く発生します。
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システムを導入していても、メールやExcelへの転記、変更情報の確認、別システムへの入力が残っている企業も少なくありません。
株式会社LayerXが提供する「バクラク人事労務」は、こうした人事労務に関する情報収集・申請・従業員情報管理をまとめて効率化するクラウド型の人事労務システムです。
2026年9月20日時点の公式サイトでは、料金は月額600円/ID(税抜)。2027年1月契約開始までの特別価格として、初期費用無料と案内されています。
この記事では、中小企業の経営者や人事・労務担当者向けに、バクラク人事労務の主な機能、料金、バクラク勤怠・バクラク給与との違い、デジタル化・AI導入補助金2026での登録内容まで分かりやすく解説します。
バクラク人事労務とは?
バクラク人事労務は、入退社時の情報収集や身上変更、年末調整、マイナンバー管理など、人事労務担当者が日常的に行う業務を効率化するクラウドサービスです。
特徴は、単に従業員情報を保管するだけではなく、「従業員から情報を集める → 人事労務担当者が確認・承認する → 従業員マスタへ反映する → 後続の労務手続きや給与計算につなげる」という流れをまとめて管理しやすくしている点です。
公式サイトでは、住所・扶養・勤務形態などの情報を「適用日」と「変更履歴」を持って管理でき、バクラク給与やバクラク勤怠と共通の従業員マスタを利用できると案内されています。

バクラク勤怠・バクラク給与とは役割が違う
同じバクラクシリーズでも、それぞれ役割が異なります。
| サービス | 主な役割 |
|---|---|
| バクラク人事労務 | 入退社、身上変更、年末調整、従業員情報管理 |
| バクラク勤怠 | 打刻、労働時間、残業、休暇などの勤怠管理 |
| バクラク給与 | 給与計算や給与関連業務 |
つまり、バクラク人事労務は「従業員情報を集めて管理する部分」、バクラク勤怠は「働いた時間を管理する部分」、バクラク給与は「給与を計算する部分」と考えると分かりやすいでしょう。
バクラク勤怠について詳しく知りたい方は、も参考にしてください。
バクラク給与については、別記事で詳しく紹介します。
バクラク人事労務の主な機能
バクラク人事労務の機能は、大きく「情報収集」「申請・手続き」「従業員情報管理」「AI活用」に分けると理解しやすくなります。
入社・退社・年末調整の情報を集める
入社や退職の際に必要となる従業員情報を、バクラク人事労務上で回収できます。主な機能は次のとおりです。
- 入社・退職時の情報収集
- 入社手続きAI-OCR
- 年末調整情報収集
- 年末調整のAI-OCR
- マイナンバー管理
年末調整では、源泉徴収票や保険料控除証明書、住宅ローン関連書類などをAI-OCRで読み取り、入力や転記の負担を減らす機能が提供されています。
なお、公式サイトでは入社手続きAI-OCRは今後対応予定と記載されています。導入時には、利用したい機能が現在提供済みか確認することが重要です。
従業員からの変更申請を処理する
入社後も、住所変更や扶養追加などさまざまな変更手続きが発生します。バクラク人事労務では、次のような業務に対応します。
- 身上変更申請
- 申請内容の確認・承認
- 帳票作成
- 電子申請
- 離職証明書の作成補助
従業員から届いた申請内容を確認し、そのまま従業員マスタの更新や帳票作成につなげられるため、申請内容を別のExcelやシステムへ転記する作業を減らしやすくなります。
ただし、電子申請についても公式サイトでは今後対応予定とされています。必須機能がある場合は、契約前に現在の対応範囲を確認しましょう。
従業員情報を一元管理する
人事労務では「今の住所」だけでなく、「いつからその住所になったのか」「以前はどの情報だったのか」まで把握する必要があります。
- 従業員マスタ
- 適用日・変更履歴管理
- 従業員一覧の柔軟な表示
- CSV出力
- カスタム従業員項目
- 標準報酬月額の自動連携
特にバクラク給与とあわせて利用する場合、定時決定や随時改定で決まった標準報酬月額を共通の人事マスタへ連携できる点は、給与計算との二重入力を減らしたい企業にとってメリットになります。
AIを使って入力・検索を効率化する
バクラク人事労務では、AI-OCRだけでなく、従業員情報の検索にもAIが使われています。
たとえば「特定の条件に当てはまる従業員を抽出したい」という場合に、従業員一覧の検索条件設定をAIがアシストします。
人事労務担当者が毎回複雑な検索条件を組み立てる負担を減らせる点も特徴です。
バクラク人事労務の料金は月額600円/ID
2026年9月20日時点で、バクラク人事労務の公式サイトには次の料金が掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額料金 | 600円/ID(税抜) |
| 初期費用 | 無料 |
| 特別価格の期限 | 2027年1月契約開始まで |
| 補助金登録価格 | 7,200円/ID・年 |
公式サイトでは、2027年1月契約開始までの期間限定基本料金として月額600円/ID、初期費用無料と案内されています。契約プランに変更がない限り、基本料金は変動しないという注記もあります。
ただし、実際の契約金額は利用人数、導入するサービス、必要な機能やサポート内容によって変わる可能性があります。「600円×従業員数」だけで予算を確定せず、正式な見積もりを確認してから判断しましょう。
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バクラク人事労務が向いている中小企業
入社のたびにExcelへ情報を転記している会社
従業員からメールや紙で情報を集め、人事担当者がExcelや給与システムへ入力している場合、入力ミスや転記の負担が発生します。情報収集から従業員マスタへの反映までをつなぐことで、こうした作業を減らしやすくなります。
住所・扶養変更をメールや紙で受け付けている会社
「住所が変わりました」「子どもが生まれました」といった連絡をメールや口頭で受けている企業では、手続き漏れが起こりやすくなります。身上変更申請として管理することで、誰が申請し、どこまで処理したかを把握しやすくなります。
人事・勤怠・給与の情報をつなげたい会社
すでに勤怠や給与システムを導入していても、従業員情報だけ別のExcelで管理しているケースがあります。バクラク人事労務・勤怠・給与を組み合わせることで、共通の人事マスタを利用できるため、情報の二重管理を減らしやすくなります。
デジタル化・AI導入補助金2026を活用できる?
バクラク人事労務は、デジタル化・AI導入補助金2026のITツールとして登録されています。登録情報は次のとおりです。
| 登録項目 | 内容 |
|---|---|
| ITツールNo. | DL07-0043234 |
| 登録価格 | 7,200円 |
| 価格の考え方 | 月額600円/ID×12か月 |
| 登録プロセス | 共P-05 |
| 対応業務 | 総務・人事・給与・労務 |
| AI区分 | 生成AI以外のAI技術を用いた機能を搭載 |

インボイス枠ではなく通常枠での活用が前提
バクラク人事労務単体は、会計・受発注・決済ソフトではありません。
デジタル化・AI導入補助金2026のインボイス枠は、インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト等が主な対象です。
一方、通常枠では「総務・人事・給与・教育訓練・法務・情シス・統合業務」が対象となる業務プロセスの一つとして定められています。
そのため、バクラク人事労務については、基本的に通常枠での活用を検討するツールと考えるのが分かりやすいでしょう。
「AI機能」と「生成AI」は分けて考える
ここは補助金申請時に誤解しやすいポイントです。
バクラク人事労務の製品サイトでは、AI-OCRやAIによる従業員検索アシストなど、AIを活用した機能が紹介されています。
一方、補助金のITツール登録情報上では、「生成AI以外のAI技術を用いた機能を搭載している」という区分で登録されています。
つまり、製品としてAI機能を搭載していることと、補助金上で生成AIツールとして分類されることは同じ意味ではありません。補助金を利用する場合は、製品サイトの表現だけで判断せず、ITツール登録情報の内容を確認することが大切です。
バクラク人事労務を導入する前に確認したいこと
バクラク人事労務を検討する際は、料金だけでなく次の点も確認しましょう。
- 必要な機能が現在提供されているか
- 今後対応予定の機能ではないか
- 現在利用している勤怠・給与ソフトとの役割分担
- 必要となるID数
- バクラク給与・勤怠も導入するか
- 補助金を利用する場合の対象プラン・契約期間
公式サイトでも、電子申請など一部の機能について開発中・今後対応予定との記載があります。「将来的に使える予定の機能」と「現在使える機能」を分けて確認したうえで、自社の必須条件を整理することが重要です。
バクラク人事労務についてよくある質問
バクラク人事労務の料金はいくらですか?
2026年9月20日時点では、公式サイトで月額600円/ID(税抜)、初期費用無料と案内されています。2027年1月契約開始までの特別価格です。実際の契約総額については、利用人数や導入範囲を含めて見積もりを確認しましょう。
バクラク勤怠との違いは何ですか?
バクラク人事労務は入退社・身上変更・年末調整・従業員情報管理などを担当します。バクラク勤怠は、打刻や労働時間、残業、休暇など勤怠管理を行うサービスです。両方を使うことで、共通の従業員マスタを活用できます。
バクラク給与と一緒に使えますか?
利用できます。公式サイトでは、バクラク給与・バクラク勤怠と共通の人事マスタを利用できると案内されています。給与計算まで含めて情報の二重入力を減らしたい場合は、シリーズでの導入も比較するとよいでしょう。
AI機能は搭載されていますか?
はい。AI-OCRによる書類読み取りや、従業員検索条件を設定する際のAIアシストなどが用意されています。ただし、補助金登録上では「生成AI以外のAI技術を用いた機能を搭載している」区分として登録されています。
デジタル化・AI導入補助金2026を使えますか?
バクラク人事労務はITツールとして登録されており、登録プロセスは「共P-05 総務・人事・給与・労務」です。会計・受発注・決済ソフトではないため、インボイス枠ではなく通常枠での活用を検討する形になります。ただし、ITツールが登録されていることと、申請すれば必ず補助されることは同じではありません。申請前に対象ツール、契約内容、申請枠、対象経費などを確認してください。
まとめ|人事労務の情報回収と転記を減らしたい企業に
バクラク人事労務は、入退社、身上変更、年末調整、マイナンバー管理、従業員マスタなど、人事労務担当者が行う情報収集・確認・管理業務を効率化するクラウドサービスです。
2026年9月20日時点の料金は月額600円/ID(税抜)で、2027年1月契約開始まで初期費用無料の特別価格が案内されています。
特に、次のような企業は検討しやすいでしょう。
- 入社のたびにExcelへ転記している
- 住所・扶養変更をメールで管理している
- 人事・勤怠・給与の情報が分散している
- 年末調整の回収や確認に時間がかかる
デジタル化・AI導入補助金2026を利用する場合は、通常枠での活用を前提に、対象ツール・ID数・契約期間などを申請前に確認することが重要です。
補助金を活用した導入を検討している方へ
バクラク人事労務をデジタル化・AI導入補助金2026で導入したい場合は、契約前に対象ツール・申請枠・利用ID数・対象期間を確認しておくことが重要です。自社の場合の対象可否や組み合わせに迷う場合は、事前にご相談ください。
