社内のファイルがパソコン、共有フォルダ、メール添付などに分散していると、「最新版が分からない」「社外共有の管理が難しい」といった問題が起こりやすくなります。
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Box(ボックス)は、こうした法人のファイル管理を一元化するクラウドコンテンツ管理サービスです。
単なるオンラインストレージではなく、ファイル共有、アクセス権限、バージョン管理、電子署名、Box AIなどをまとめて利用できることが特徴です。
この記事では、中小企業の経営者・情シス担当者向けに、Boxの機能、法人向け料金、Google Workspace・Notionとの違い、デジタル化・AI導入補助金2026を利用する場合の注意点まで解説します。
※料金・機能は2026年9月20日時点の情報です。契約時には最新の公式情報をご確認ください。

Boxとは?法人のファイル管理・共有を一元化するクラウドサービス
Boxは、Box, Inc.が提供するクラウドコンテンツ管理サービスです。
法人利用では、会社のファイルを「どこに置くか」だけでなく、「誰が見られるか」「誰が編集できるか」まで管理できる点が重要です。
見積書、契約書、提案書、社内規程などをBoxへ集約すれば、社員が同じファイルを共有しながら仕事を進めやすくなります。外出先や在宅勤務からのアクセスにも対応し、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどとの連携も可能です。
- 社外からファイルへアクセスしにくい
- メール添付で同じ資料が増えている
- 誰がファイルを見られるのか把握できない
- 退職者や異動者の権限管理が心配
このような課題を抱える企業では、Boxを検討する価値があります。
Boxの法人向け主要機能
ファイル共有・クラウド保存
Boxへアップロードしたファイルは、社内だけでなく、設定に応じて取引先や外部スタッフとも共有できます。
Business Starterのストレージは100GB、Business以上は容量無制限です。大量の写真や動画を扱う場合は、ストレージ容量だけでなく1ファイルあたりのアップロード上限も確認しましょう。
権限管理とバージョン管理
Boxでは、ファイルやフォルダごとにアクセス権限を管理できます。
「全社員が閲覧できる資料」「特定部署だけが編集できる資料」「取引先には閲覧だけ許可する資料」といった使い分けが可能です。
過去のバージョンも保持でき、BusinessとBusiness Plusは50バージョン、Enterpriseは100バージョン、Enterprise Plusは無制限です。
Box Signによる電子署名
Business以上ではBox Signによる電子サインを利用できます。
契約書などを保存するだけでなく、署名依頼から保管までをBox上でつなげられるため、ファイル管理と電子契約を分断しにくくなります。
Box AIでファイルを要約・活用
Business以上にはBox AIが統合されています。
保存した文書への質問、情報抽出、要約、コンテンツ作成などに活用できます。
Enterpriseには月1,000 AIユニット、Enterprise Plusには月2,000 AIユニットが含まれます。
Boxは「ファイルを保管する場所」から、「蓄積した社内情報をAIで活用する場所」へ用途が広がっています。
Boxの法人向け料金・5プランを比較
2026年9月20日時点のBox公式サイトに掲載されている年払い時のオンライン価格は次のとおりです。いずれも1ユーザーあたり月額で、最低3ユーザーから利用します。
| プラン | 年払い時の月額 | ストレージ | 1ファイル上限 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| Business Starter | 5ドル | 100GB | 2GB | 小規模チーム |
| Business | 15ドル | 無制限 | 5GB | 一般的な社内利用 |
| Business Plus | 25ドル | 無制限 | 15GB | 社外共有が多い企業 |
| Enterprise | 35ドル | 無制限 | 50GB | 高度な管理・コンプライアンス |
| Enterprise Plus | 50ドル | 無制限 | 150GB | 高度なセキュリティ・AI活用 |
中小企業で基本的なファイル共有・管理から始めるなら、Businessが比較の基準になります。
社外との共有が多ければBusiness Plus、高度な管理やAI利用量を重視する場合はEnterprise以上も候補です。
容量だけではなく、外部共有、管理機能、セキュリティ、AI、扱うファイルサイズまで確認して選びましょう。
Google Workspace・Notionとはどう使い分ける?
Box、Google Workspace、Notionには重なる機能がありますが、中心となる役割が異なります。
| ツール | 得意な領域 |
|---|---|
| Box | ファイル・コンテンツ管理、共有、権限・ガバナンス |
| Google Workspace | メール、文書・表計算、共同編集 |
| Notion | 社内Wiki、ナレッジ、文書、タスク管理 |
「資料を作る」ならGoogle Workspace、「ナレッジを整理する」ならNotion、「企業としてファイルを管理する」ならBoxという整理が分かりやすいでしょう。
複数サービスを組み合わせて利用することもできます。

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Boxはデジタル化・AI導入補助金2026の対象?
Boxには、デジタル化・AI導入補助金2026の登録ITツールとして活用できるプランがあります。
今回確認している登録情報では、次の4プランが登録されています。
| 登録プラン | 補助金上の登録価格 |
|---|---|
| Business | 21,600円/年 |
| Business Plus | 36,000円/年 |
| Enterprise | 50,400円/年 |
| Enterprise Plus | 72,000円/年 |
※税抜・1ユーザーあたり年額。代表ITツールNo. DL07-0030928。申請前には最新の登録情報をご確認ください。
ここで注意したいのは、Box公式サイトの通常販売価格と、補助金上の登録価格は別の情報という点です。
補助金を利用する場合は、事務局に登録されているITツール、価格、契約内容を基準に確認する必要があります。
Boxは「汎P-07 汎用・自動化・分析ツール」
今回の登録情報では、Boxは「汎P-07 汎用・自動化・分析ツール」の1プロセスとして登録されています。
また、登録情報上は「生成AIを用いた機能を搭載している」ツールです。
ただし、重要な注意点があります。
汎P-07だけを保有するITツールは、通常枠で単独申請できません。
通常枠では、共P-01から各業種P-06に該当する業務プロセスを持つソフトウェアと組み合わせる必要があります。
つまり、「Boxが補助金登録されている=Boxだけで補助金申請できる」という意味ではありません。
また、Boxは会計・受発注・決済を中心としたツールではないため、インボイス枠ではなく、通常枠での活用を前提に検討します。
Box導入前に確認したい3つの注意点
1つ目は、法人プランが最低3ユーザーからであることです。少人数企業では、1ユーザーあたりの料金ではなく総額で確認しましょう。
2つ目は、必要以上に上位プランを選ばないことです。Business以上は容量無制限ですが、ファイルサイズ、外部共有、管理機能、AIユニットなどには差があります。
3つ目は、補助金を利用する場合、一般販売プランと補助金登録プランを混同しないことです。
特にBoxは汎P-07のため、Box以外にどの業務プロセスを持つITツールと組み合わせるかまで確認する必要があります。
Boxについてよくある質問
Boxの法人プランはいくらから利用できますか?
2026年9月20日時点では、Business Starterが年払いで1ユーザー月額5ドルからです。最低3ユーザーが必要です。Businessは15ドル、Business Plusは25ドル、Enterpriseは35ドル、Enterprise Plusは50ドルです。
Boxは容量無制限ですか?
Business Starterは100GBです。Business、Business Plus、Enterprise、Enterprise Plusはストレージ容量無制限です。ただし、1ファイルあたりのアップロード上限はプランごとに異なります。
Box AIはどのプランで使えますか?
Box AIはBusiness以上に統合されています。Enterpriseには月1,000 AIユニット、Enterprise Plusには月2,000 AIユニットが含まれます。利用できるAI機能はプランによって異なります。
Boxはデジタル化・AI導入補助金2026で導入できますか?
登録されているBoxの法人向けプランがあります。ただし、Boxは「汎P-07 汎用・自動化・分析ツール」のため、Box単独では通常枠の申請要件を満たしません。対象となる別のITツールとの組み合わせなど、申請条件を確認する必要があります。
まとめ|Boxはファイル管理とガバナンスを重視する企業に向く
Boxは、ファイル保存だけでなく、共有、アクセス権限、バージョン管理、電子署名、AI活用までまとめて行える法人向けクラウドコンテンツ管理サービスです。
特に、社内外で多くのファイルを扱い、「誰が何を見られるのかまで会社として管理したい」企業に向いています。
導入前には、利用人数、必要な管理機能、社外共有の有無、AI活用の必要性、補助金を利用する場合の組み合わせまで整理しておきましょう。
Boxの導入・補助金活用について相談したい方へ
Boxはデジタル化・AI導入補助金2026の登録ITツールですが、登録されているからといってBox単体で申請できるわけではありません。
「自社ではどのBoxプランが合うのか」「補助金を利用する場合、どのITツールと組み合わせればよいのか」「導入費用はいくらになるのか」を確認したい方は、申請や契約の前に整理しておくことをおすすめします。
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