エルメ(L-Message)は、LINE公式アカウントに顧客管理、セグメント配信、ステップ配信、予約、回答フォーム、販売・決済、効果分析などの機能を追加できる拡張ツールです。
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特に相性がよいのが、ゴルフ練習場、各種スクール、サロン、フィットネス施設などの会員制ビジネスです。会員制店舗のLINEには、現役会員だけでなく、休会者、体験利用者、単発利用のビジター、まだ入会していない見込み客などが混在します。この状態で全員に同じメッセージを送り続けると、配信通数が増えるだけでなく、関係のない情報を受け取った人からブロックされる原因にもなります。
エルメを活用すると、友だち一人ひとりに会員区分や誕生日、更新日などの情報を持たせ、必要な人に必要な案内だけを届けられます。本記事では、実際に友だち数2,000人を超えるゴルフ練習場へエルメを導入した構築担当者と導入コンサルタントの対談内容をもとに、会員管理を自動化する具体的な設計方法を解説します。
エルメ(L-Message)とは
エルメは、株式会社ミショナが提供するLINE公式アカウントの拡張ツールです。
LINE公式アカウントだけでも、一斉配信、チャット、クーポン、リッチメニューなどは利用できます。しかし、会員区分、誕生日、更新日、来店履歴などを使って配信対象を細かく分けたり、特定の日付を基準に自動処理を行ったりするには、標準機能だけでは対応しにくいケースがあります。
エルメでは、友だち情報、タグ、フォーム回答、予約、商品購入、URLタップなどの情報を組み合わせ、メッセージ配信やリッチメニュー変更などのアクションを自動化できます。公式サイトでは、フォーム作成、予約受付・管理、商品販売・決済、顧客情報管理、QRコードアクション、URL分析、クロス分析などが案内されています。友だちごとに異なるリッチメニューを表示することも可能です。
エルメの主な用途
| 利用目的 | 主な機能 | 活用例 |
|---|---|---|
| 配信対象の絞り込み | タグ、友だち情報、セグメント配信 | 会員だけに限定イベントを案内する |
| 見込み客の育成 | ステップ配信 | 体験利用後に入会案内を順番に送る |
| 会員情報の管理 | 友だち情報管理 | 本名、誕生日、更新日、会員番号を保存する |
| 顧客情報の取得 | 回答フォーム | LINE上で氏名や希望コースを入力してもらう |
| 店舗・媒体別の判別 | QRコードアクション | 会員用、非会員用、広告用の登録経路を分ける |
| 会員向け導線の整理 | リッチメニュー | 予約、会員証、イベント情報を表示する |
| 予約受付 | サロン・面談予約、レッスン予約、イベント予約 | レッスンや体験会の予約を受け付ける |
| 販売・継続課金 | 商品販売、決済連携 | 単品商品や月額商品の支払いを受け付ける |
| 効果測定 | URL分析、流入経路分析、クロス分析 | どの配信や登録経路から反応があったか確認する |
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会員制ビジネスで起こりやすいLINE運用の問題
会員と非会員が同じ友だち一覧に混在する
会員制店舗のLINE公式アカウントに登録している人が、すべて同じ状態とは限りません。例えば、ゴルフ練習場では、現在も月会費を支払っている会員、一時的に休会している人、体験レッスンだけを受けた人、単発で施設を利用するビジター、過去に会員だった人、まだ来店していない見込み客などが同じ友だち一覧に混在します。
会員限定イベントを全員に送れば、非会員には関係のない案内が届きます。一方、入会キャンペーンを現役会員にも送ると、「自分はすでに会員なのに、なぜ入会案内が届くのか」と違和感を与えます。問題は、配信する文章よりも、その前段階にある顧客区分の管理です。
全員配信では配信通数が増えやすい
友だちが2,000人いるアカウントで全員に1回配信すると、原則として2,000通を使用します。月に4回送れば、単純計算で8,000通です。しかし、その案内が会員500人だけに必要な内容であれば、全員に送る必要はありません。
エルメでは、取得した友だち情報やタグを条件に、配信対象を細かく絞り込めます。
LINEの表示名だけでは本人を特定できない
LINEの表示名は、必ずしも本名ではありません。ニックネーム、名字だけ、絵文字、子どもの名前、意味の分からない記号などが使われることもあります。そのため、店舗が持っている顧客台帳とLINE上の友だちを照合できない問題が起こります。
スタッフが一人ずつ聞き取り、管理画面で表示名を書き換える方法もありますが、友だち数が1,000人、2,000人と増えれば現実的ではありません。
更新案内を人の記憶に頼ると漏れが起きる
会員更新日をExcelや紙の台帳で管理している店舗では、スタッフが毎月一覧を確認し、対象者へ案内しなければなりません。忙しい時期には案内が遅れたり、更新に来なかった人の会員資格を変更し忘れたりする可能性があります。
本人に退会意思がなくても、案内が届かなかったために更新を忘れ、そのまま利用しなくなる「サイレント失客」も起こります。
エルメで会員管理を自動化する6つの仕組み
ここからは、実際にゴルフ練習場へ導入した設計をもとに、エルメを使った会員管理の仕組みを紹介します。
1.会員・非会員タグで配信対象を分ける
最初に行うのが、友だちの状態を表すタグの設計です。今回のゴルフ練習場では、基本となる区分として「会員」「非会員」を設けました。運用内容によっては、現役会員、休会中、体験レッスン参加済み、ビジター、更新手続き待ち、退会者、特定コース利用者などのタグも追加できます。

タグを付けることで、会員限定イベントは会員だけ、入会キャンペーンは非会員だけ、体験後のフォローは体験者だけに送れます。配信対象を絞る目的は、単純な配信費用の削減だけではありません。受け取る人に関係のある内容が増えれば、メッセージを開く理由が明確になります。逆に、関係のない配信を減らすことで、ブロックされる可能性を抑え、長期的な関係を維持しやすくなります。
2.会員用と非会員用のリッチメニューを出し分ける
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に表示されるメニューです。エルメでは、友だちごとに表示するリッチメニューを変えられます。

会員には、レッスン予約、打席予約、デジタル会員証、会員限定イベント、営業時間・休館日、会員向けのお知らせなどを表示できます。一方、非会員向けには、体験レッスン申込、施設紹介、料金案内、入会キャンペーン、初回利用案内、よくある質問などが考えられます。
ただし、機能として出し分けられるからといって、必ず複数のリッチメニューを運用すべきとは限りません。今回のゴルフ練習場では、店舗スタッフの運用をシンプルにするため、最終的には会員・非会員で共通のリッチメニューを採用しました。一方で、将来的に出し分ける可能性を考え、会員・非会員のタグ設計は最初から分離しています。重要なのは、現在使う機能だけでなく、将来の変更に耐えられる顧客区分を先に設計しておくことです。
3.更新日の30日前に更新案内を自動配信する
会員更新の自動化には、エルメの友だち情報管理を利用します。友だち情報に「更新日」という項目を作り、会員ごとの期限を日付で登録します。そのうえで、更新日の30日前に更新手続きの案内を送るアクションを設定します。

案内には、更新期限、更新手続きの方法、受付で必要なもの、会費、期限までに更新しなかった場合の扱い、問い合わせ先などを入れます。さらに、更新日の翌日になっても更新手続きが完了していない場合は、「会員」タグを外し、「非会員」タグを付ける自動処理を設定しました。
これにより、期限切れの人へ会員限定情報を送り続ける状態を防げます。店舗側も管理画面を見るだけで、現在会員なのか非会員なのかを確認できます。実際の構築では、1,000人規模の会員情報に対しても、同じ条件で一括処理できるようにしました。
4.誕生日当日や7日前に特典を配信する
誕生月単位で配信すると、8月25日生まれの人にも8月1日にお祝いが届く可能性があります。キャンペーンとしては成立していても、「自分のために届いた」という個別感は弱くなります。

エルメでは、友だち情報に誕生日を日付として登録できます。誕生日当日の朝にお祝いメッセージを送る、誕生日の7日前に特典を案内する、誕生日前に来店予約を促す、特典の使用期限前にリマインドする、といった運用が可能です。
ゴルフ練習場ならバースデーレッスン、打席利用特典、用品割引などが考えられます。サロンなら施術特典、スクールなら個別メッセージ、フィットネスなら体験プログラムや物販特典などへ応用できます。
5.QRコードと回答フォームで顧客を実名化する
今回の事例では、LINEの表示名と店舗の顧客台帳を一致させるため、エルメのQRコードアクションと回答フォームを組み合わせました。受付には、会員用QRコードと非会員用QRコードの2種類を設置します。

顧客がQRコードを読み込むと、LINE上に回答フォームが表示されます。フォームで本名を入力すると、その情報が友だち情報として保存され、管理画面上でも本人を特定しやすくなります。
同時に、会員用QRを読み込んだ人には「会員」タグ、非会員用QRを読み込んだ人には「非会員」タグを付けます。これにより、受付スタッフが一人ずつLINE名を確認し、管理画面で本名へ書き換える作業を減らせます。
6.自動化と手動入力を組み合わせる
今回の設計では、すべてを自動化していません。更新日と入金日は、受付スタッフが管理画面から手入力する運用にしました。理由は、システム上の期限だけで会員資格を維持するのではなく、実際に入金が確認できた人だけを会員として扱うためです。

スタッフが行う作業は、該当する会員の画面を開き、入金日と次回更新日をカレンダーから選択して保存するだけです。1件当たりの作業は数十秒程度で、複雑な表計算やタグ変更は必要ありません。
自動化すべきなのは、案内の送信、期限判定、タグの付け替えなど、決められたルールで処理できる部分です。一方、入金確認や例外対応など、実際の事実を確認する必要がある部分は人が担当します。このハイブリッド運用により、作業負担を減らしながら、会員データの正確性も維持できます。
導入設計のポイント
自動化の範囲を広げることよりも、会員資格や入金確認など、人が確認すべき事実を明確に分けることが重要です。
導入前後で会員管理はどう変わるか
| 導入前の課題 | 対応する機能 | 利用方法 | 導入後に期待できる変化 |
|---|---|---|---|
| 全員へ同じ内容を送っている | タグ、セグメント配信 | 会員・非会員などで対象を絞る | 総配信数と不要な配信を減らせる |
| 更新案内を手作業で送っている | 友だち情報、日付トリガー | 更新日の30日前に自動配信する | 案内漏れを防ぎやすくなる |
| 失効者を手作業で確認している | タグ変更アクション | 更新日の翌日に会員タグを変更する | 会員区分を最新に保ちやすい |
| 誕生月にまとめて配信している | 誕生日情報、日付トリガー | 当日や7日前に配信する | 個別感のある施策を実施できる |
| LINE名と顧客台帳が一致しない | QRコード、回答フォーム | 本名を入力してもらう | 本人を特定しやすくなる |
| 受付スタッフの入力ミスが多い | 選択式の日付入力 | 入金日と更新日だけ入力する | 作業を単純化し、ミスを減らせる |
| 会員と非会員の導線が同じ | リッチメニュー | タグに応じて表示を変更する | 利用者に合った導線を案内できる |
エルメの主要機能
セグメント配信
タグ、友だち情報、行動履歴などを使い、配信対象を絞り込む機能です。会員限定情報、休会者向けの復帰案内、体験者向けの入会案内などを分けて送れます。
ステップ配信
あらかじめ用意したメッセージを、決められた順番と間隔で自動配信する機能です。友だち追加時だけでなく、商品購入、ボタンのタップなども開始条件にできます。
友だち情報管理
氏名、電話番号、メールアドレス、住所、誕生日、更新日、購入日などを友だちごとに保存する機能です。
回答フォーム
アンケート、申込フォーム、問い合わせフォーム、簡易的な案内ページなどを作成できます。入力された内容を友だち情報として保存し、その回答に応じてタグ付けやメッセージ送信などを行えます。
リッチメニュー
トーク画面下部に、予約、会員証、料金案内、問い合わせなどへのボタンを表示します。友だちごとに表示を変更できるため、会員と非会員で案内内容を分ける運用が可能です。
予約管理
サロン・面談予約、レッスン予約、イベント予約に対応します。予約前のリマインド、予約後のフォロー、Googleカレンダー連携、対応プランでの事前決済なども利用できます。
QRコードアクション
店舗、チラシ、Webサイト、SNS、広告など、流入経路ごとに異なるQRコードを発行できます。読み込んだ経路に応じてタグやメッセージを変えられます。
顧客対応・スタッフ管理
1対1チャット、対応ステータス、ブックマークなどを使い、複数スタッフで問い合わせ対応を管理できます。
流入経路・反応分析
URLのタップ状況、友だち追加経路、属性と反応の組み合わせなどを分析できます。
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エルメの料金プラン
エルメには、フリープラン、スタンダードプラン、プロプランがあります。2026年8月5日時点の公式公開価格は次のとおりです。
| プラン | 月額料金(税込) | 初期費用 | エルメ月間配信数 | チャット履歴 | 友だち数上限 | 主な対象 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フリープラン | 0円 | 0円 | 1,000通 | 180日間 | 5万人 | 小規模運用、設定の検証 |
| スタンダード | 10,780円 | 0円 | 制限なし※ | 制限なし | 5万人 | 一般的な店舗、スクール、会員制事業 |
| プロプラン | 33,000円 | 0円 | 制限なし※ | 制限なし | 10万人 | 大規模運用、多数スタッフ、多数予約枠 |
※エルメ側の配信上限です。LINE公式アカウント側のメッセージ通数は無制限になりません。
プラン別の主な機能差
| 比較項目 | フリープラン | スタンダード | プロプラン |
|---|---|---|---|
| リッチメニュー | 利用可能・制限あり | 制限なし | 制限なし |
| フォーム | 利用可能・制限あり | 制限なし | 制限なし |
| QRコードアクション | 利用可能・制限あり | 制限なし | 制限なし |
| サロン・面談予約 | カレンダー1つまで | カレンダー3つまで | カレンダー10個まで |
| イベント予約 | 2件まで | 10件まで | 制限なし |
| 商品販売・決済 | 一部制限あり | 利用可能 | 利用可能 |
| スタッフ管理 | 制限あり | 制限あり | 大規模運用向け |
| 契約期間 | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
LINE公式アカウントの料金は別に必要
エルメの料金とLINE公式アカウントの料金は別です。スタンダードまたはプロプランで「エルメ月間配信数が制限なし」となっても、LINE公式アカウント側から無料で無制限に配信できるわけではありません。実際の送信通数に応じて、LINE公式アカウント側でも適切な料金プランを契約する必要があります。
年間払いと契約上の注意
年間一括払いでは利用料金の割引が案内されています。一方、有料プランの自動更新、日割り返金、下位プランへの変更など、契約上の条件は事前に確認が必要です。有料プランへ変更する前に、必要な予約枠数、スタッフ数、友だち数、配信数を整理してください。
エルメとLステップなどの違い
エルメと比較されることが多いLINE公式アカウント拡張ツールに、Lステップがあります。どちらも、LINE公式アカウントにステップ配信、顧客管理、セグメント配信、分析などを追加するサービスです。
ただし、「どちらの機能が多いか」だけで選ぶのは適切ではありません。実際の選定では、自社が行いたい運用に必要な機能と、現場スタッフが継続して操作できるかを比較する必要があります。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 初期費用・月額費用 | ツール代だけでなく、LINE公式アカウント料金も含める |
| 無料プラン | 期間制限、配信数、機能制限を確認する |
| 顧客情報管理 | 本名、誕生日、更新日などを保持できるか |
| 日付トリガー | 更新前、誕生日当日などに処理できるか |
| 予約管理 | レッスン、面談、イベントなど自社の予約方式に合うか |
| リッチメニュー | 顧客区分ごとに出し分けられるか |
| スタッフ運用 | スマートフォン操作、権限設定、複数人対応が可能か |
| 分析 | 流入経路、URLタップ、顧客属性との組み合わせを確認できるか |
| 構築支援 | 初期設定や運用設計を誰が行うか |
| 移行負担 | 既存タグ、シナリオ、顧客情報の移行が可能か |
エルメが向いている事業者
- まず無料プランで操作を試したい
- 配信だけでなく予約やフォームもまとめたい
- 誕生日や更新日を基準に自動配信したい
- 会員と非会員を分けて管理したい
- 店舗スタッフがスマートフォンから確認したい
- QRコードを使って店頭で顧客情報を収集したい
- StripeやUnivaPayと連携して販売・決済を行いたい
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エルメが向いている業種
ゴルフ練習場・スポーツ施設
会員更新、打席予約、レッスン予約、会員証、限定イベントの案内をLINE上にまとめられます。会員、非会員、スクール生、ビジターなどの区分がある施設では、タグを使った配信の最適化が特に有効です。
お花教室・料理教室・各種スクール
体験参加者、在籍生徒、休会者、退会者を分けて管理できます。受講コースや曜日ごとに案内を送り分けたり、体験後の入会フォローをステップ配信したりできます。
エアロビクス・ヨガ・ダンス教室
レッスン予約、休講案内、振替案内、継続手続きなどをLINEに集約できます。参加しているクラスや会員区分に応じて、必要な情報だけを届けられます。
サロン・治療院
予約前のリマインド、来店後のフォロー、誕生日特典、施術メニュー別の案内に活用できます。
フィットネス・パーソナルジム
現役会員、休会者、体験者、退会者を区分し、それぞれに異なる案内を送れます。
サブスクリプション型店舗
契約更新、継続課金、利用案内、失効後の再入会案内などに活用できます。
エルメの導入手順
1.LINE公式アカウントを準備する
既存のLINE公式アカウントを利用するか、新たに開設します。
2.エルメとLINE公式アカウントを接続する
案内に沿って必要な情報を設定し、エルメとLINE公式アカウントを紐付けます。
3.管理する顧客区分を決める
最初にタグを増やしすぎず、会員、非会員、休会中、体験者など、最低限の区分から始めます。
4.友だち情報の項目を決める
本名、誕生日、更新日、入金日、会員番号、利用コース、担当スタッフ、利用店舗などから、実際に使う情報だけを選びます。
5.QRコードと回答フォームを作る
会員用、非会員用、体験会用、広告用など、登録経路に応じたQRコードを作成します。
6.自動配信とタグ変更を設定する
更新日前の案内、誕生日配信、体験後のフォロー、期限切れ後のタグ変更などを設定します。
7.手動で行う作業を明確にする
実際の入金確認、特別な休会処理、返金、例外処理、重複登録の確認など、人が判断する範囲を決めます。
8.少人数でテストする
スタッフや少人数のテスト会員で、日付、配信、タグ変更、QRコード、スタッフ操作を確認してから全体へ展開します。
導入前に確認したい注意点
タグを増やしすぎない
意味が重なるタグを作ると、スタッフがどれを使うべきか分からなくなります。一つの区分に対して一つの基準を決め、命名ルールを統一します。
更新日と入金日を混同しない
更新日は会員資格の期限、入金日は実際に支払いを確認した日です。別項目で保持し、入金確認後に更新日を変更する運用が安全です。
自動化後も定期的にデータを確認する
月1回などの頻度で、会員数、期限切れ人数、未入力項目、重複データを確認することが重要です。
LINE公式アカウント側の配信数も管理する
実際の配信はLINE公式アカウント側の通数として計算されます。友だち数、配信頻度、1回当たりのメッセージ数を確認します。
初期設定には業務設計が必要
会員資格の定義、更新期限、休会・退会時の扱い、入金確認方法、タグ変更条件、スタッフの作業範囲などを先に整理する必要があります。
エルメ導入で期待できる効果
月間の総配信数を抑えやすくなる
会員だけ、体験者だけ、更新対象者だけに絞って送ることで、不要な配信を減らせます。
配信の開封率・反応率を高めやすくなる
受け取る人に関係のある内容が増えるため、メッセージを確認してもらいやすくなります。
更新忘れによるサイレント失客を防ぎやすい
更新日の30日前などに案内を送ることで、「忘れていただけ」の失効を減らせます。
ブロック率の抑制につながる
関係のない配信を減らすことで、ブロックされる原因を減らせます。
受付スタッフのヒューマンエラーを減らせる
日付入力を中心とした運用へ変え、一人ずつ案内やタグ変更を行う負担を減らせます。
顧客データを最新に保ちやすくなる
QRコード、回答フォーム、日付トリガー、タグ変更を組み合わせて、会員状態を管理画面へ反映しやすくなります。
よくある質問
エルメの無料プランだけで会員管理を始められますか?
基本的な操作や小規模な設定の検証はできます。ただし、フリープランの月間配信数は1,000通までで、フォーム、QRコード、予約などにも制限があります。
エルメを契約すればLINEの配信料金も無料になりますか?
無料にはなりません。エルメとLINE公式アカウントは別のサービスです。LINE公式アカウント側の契約通数も確認してください。
会員と非会員でリッチメニューを変えられますか?
変えられます。ただし、運用負担によっては、最初は共通メニューで運用し、タグ設計だけ分けておく方法もあります。
誕生日当日に自動配信できますか?
できます。友だち情報に誕生日を登録し、月日を基準に当日や指定日前にアクションを実行します。
LINEのニックネームを顧客の本名と紐付けられますか?
回答フォームで本名を入力してもらい、その内容を友だち情報として保存できます。
ITが苦手なスタッフでも運用できますか?
日常業務を限定すれば運用しやすくなります。今回の事例では、受付スタッフの操作を入金日と更新日の入力に絞りました。
エルメは予約管理にも使えますか?
使えます。個別面談やサロン向けの予約、時間割型のレッスン予約、イベント予約に対応しています。
まとめ
エルメは、LINEからメッセージを送るだけのツールではありません。タグ、友だち情報、日付トリガー、回答フォーム、QRコード、予約、リッチメニューなどを組み合わせることで、会員情報の管理と顧客対応を自動化できます。
会員制ビジネスでは、会員と非会員を分けて配信する、更新日の30日前に案内する、期限切れ後に会員区分を変更する、誕生日当日や7日前に特典を案内する、QRコードとフォームで本名を取得する、入金確認など重要な判断は人に残す、といった活用が有効です。
導入時に重要なのは、使える機能をすべて設定することではありません。自社の会員区分、更新ルール、配信内容、スタッフの作業範囲を整理し、必要な部分だけを自動化することです。
エルメの会員管理・自動化設計を相談したい方へ
エルメの導入・構築について相談する
エルメは、契約するだけで会員管理が自動化されるものではありません。会員・非会員の区分、更新日、誕生日、QRコード、回答フォーム、リッチメニュー、スタッフが手作業で確認する範囲まで設計することで、自社に合った運用が実現します。
※エルメの月額料金とは別に、LINE公式アカウントの利用料金、決済サービスの利用料金、初期構築・運用支援費用などが発生する場合があります。必要な機能と運用内容を確認したうえでご案内します。
情報確認日:2026年8月5日
料金、機能、利用条件は変更される場合があります。導入時にはエルメおよびLINE公式アカウントの最新の公式情報をご確認ください。
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