Figmaは、Webサイトやアプリの画面設計、プロトタイプ作成、デザインレビュー、開発者への仕様共有をクラウド上で進められるデザイン・開発支援ツールです。
複数人が同じデザインファイルをリアルタイムで編集できるため、デザイナーだけでなく、エンジニア、企画担当者、マーケティング担当者、顧客を含めた共同作業に活用できます。
現在は、UI・UXデザインに加えて、文章や画像、デザイン案、動作するプロトタイプ、Webアプリなどを生成するAI機能も提供されています。
ユーザー提供の登録情報によると、Figmaはデジタル化・AI導入補助金において、業種固有型プロセスであるP-06として登録され、生成AI機能を持つITツールとして登録されています。
ただし、実際に補助金を活用する場合は、登録されている正式なプラン名、シート種別、P-06の業種コード、ライセンス数、登録価格を確認する必要があります。

Figmaとは
Figmaは、デザイン、プロトタイプ、共同作業、開発連携を一つのクラウド環境で行えるサービスです。主な製品・機能は次のとおりです。
UI・UXデザインを作成するFigma Design
アイデア整理や会議に使うFigJam
開発者がデザイン仕様を確認するDev Mode
AIでプロトタイプやWebアプリを生成するFigma Make
プレゼンテーションを作成するFigma Slides
Webサイトをデザイン・公開するFigma Sites
ブランド素材をチームで制作するFigma Buzz
Figmaでは、関係者が同じファイルにアクセスし、画面上へ直接コメントを付けられます。最新版のファイルがどれか分からなくなる問題や、修正指示が複数のチャットやメールに分散する問題を減らせます。
Figmaで解決できる業務課題
デザインデータが担当者ごとに分散している
Figmaでは、デザインファイルをクラウド上で管理し、複数人が同じファイルを閲覧・編集できます。更新のたびにファイルを添付して送り直す必要がなくなります。
修正指示がメールやチャットに分散している
デザイン上の該当箇所に直接コメントを付けられるため、修正内容と対象箇所の関係が分かりやすくなり、確認の往復を減らせます。
完成後の操作イメージを共有しにくい
プロトタイプ機能を使えば、実際のアプリやWebサイトに近い画面遷移を実装前に確認できます。
デザインと開発の認識がずれる
Dev Modeを利用すると、開発者がデザイン上の寸法、スタイル、CSSプロパティ、アセットなどを確認できます。
UI部品やブランド表現が統一されない
コンポーネント、バリアブル、チームライブラリを使い、共通部品やデザインルールを再利用できます。
Figmaの主な機能と課題解決の仕組み
UI・UXデザインをクラウド上で作成・共有する
Figma Designでは、Webサイトやアプリの画面、ボタン、フォーム、メニュー、アイコンなどを作成できます。ベクター編集、グリッド、レイヤー、オートレイアウトなどを利用でき、複数の担当者が同時にアクセスして共同編集できます。
プロトタイプで画面遷移や操作を事前確認する
ボタンや画像に遷移先を設定し、アプリやWebサイトの操作を疑似的に再現できます。実際のプログラムを開発する前に、企画担当者や顧客が操作を確認できるため、認識違いを早期に修正できます。
コメントと共同編集で修正指示を一元化する
デザイン上の任意の場所にコメントを付けられます。デザインファイル、修正指示、確認履歴を同じ場所で管理できるため、メールやチャットをさかのぼる作業を減らせます。
デザインシステムで部品やブランド表現を統一する
コンポーネント機能でUI部品を登録し、複数画面で再利用できます。バリアブルでは色、数値、余白などを定義し、ブランド別や表示モード別に切り替えられます。
Dev Modeで開発者への引き渡しを効率化する
開発者は対象画面の寸法、余白、色、フォント、CSSプロパティ、アセットなどを確認できます。Code Connect、VS Code拡張機能、MCPサーバーなどの連携機能も案内されています。
Figma MakeとFigma AIでデザインや試作品を生成する
Figma Makeは、テキストによる指示から動作するプロトタイプやWebアプリを生成するAI機能です。既存のFigmaデザイン、画像、文書、データファイルなどを参照情報として追加できます。AIが生成したデザイン、文章、画像、コードは、公開や実装の前に担当者が内容、動作、権利関係、セキュリティを確認する必要があります。
Figma導入前後の業務フロー
導入前の代表的な流れ
デザイナーがローカルPCで画面を作成する
画像やPDFをメールで送付する
顧客や企画担当者がチャットで修正を指示する
修正版のファイルを再送する
別途、開発者向けの仕様書を作成する
実装後にデザインとの差を確認する
導入後の代表的な流れ
FigJamで要件やアイデアを整理する
Figma DesignでUIを設計する
プロトタイプで画面遷移を確認する
関係者がファイル上へコメントする
コンポーネントやライブラリで仕様を統一する
Dev Modeで開発者へ仕様を共有する
必要に応じてFigma Makeで試作品を生成する
デジタル化・AI導入補助金上の対応

FigmaはP-06で登録されている
ユーザー提供情報によると、Figmaはデジタル化・AI導入補助金においてP-06で登録されています。UI・UX設計、プロトタイプ、デザインレビュー、デザインシステム管理、開発者への仕様引き渡しなど、情報サービス業や専門・技術サービス業における制作・開発工程との関係を具体的に説明する必要があります。正式なP-06業種コードは、登録資料またはITツール検索で確認してください。
共P-01から共P-05には該当しない
主な機能から判断すると、共P-01から共P-05は非該当です。汎P-07に関連する機能もありますが、今回の登録情報ではP-06を中心に説明します。
インボイス対応の会計・受発注・決済には該当しない
Figmaには、仕訳、総勘定元帳、財務諸表、売掛・買掛管理、適格請求書の発行、POS決済などの機能は確認できません。Figma SitesやFigma MakeでWebページやアプリを作成できることだけを理由に、受発注・決済機能があるとは判断できません。
適格請求書発行事業者の登録なしで登録された実績がある
ユーザー提供情報によると、登録を行った事業者が適格請求書発行事業者として登録されていない状態でも、FigmaがITツールとして登録された実績があります。ただし、これはFigmaがインボイス対応ツールであることを意味せず、他のITツールへ一般化もできません。
生成AI機能を持つツールとして登録されている
ユーザー提供情報によると、Figmaは生成AIありのITツールとして登録されています。Figma Make、画像生成・編集、文章の言い換え・要約、発表者メモ、テンプレート生成などが生成AI機能に該当します。
生成AI以外のAI技術も確認できる
ビジュアル検索、付箋の内容を解析した自動分類、アセット検索などは、既存情報の分析・分類・検索を中心とするため、生成AI以外のAI技術として整理できます。登録時の申告内容とは照合が必要です。
Figmaの料金プラン
2026年7月18日時点の公式料金ページに基づく米ドル建ての参考情報です。補助金申請では、ITツールとして登録された正式なプラン名、シート種別、登録価格、利用期間、ライセンス数を確認してください。
| プラン | シート | 公式料金 | AIクレジット | 主な対象 |
|---|---|---|---|---|
| Starter | 無料 | 0米ドル | 1日150、月最大500 | 個人利用、試用 |
| Professional | フル | 月額16米ドル | 月3,000 | 個人、小規模チーム |
| Professional | Dev | 月額12米ドル | 月500 | 開発者 |
| Professional | コラボ | 月額3米ドル | 月500 | 共同利用 |
| Business | フル | 月額55米ドル・年払い | 月3,500 | 複数チームを持つ企業 |
| Business | Dev | 月額25米ドル・年払い | 月500 | 企業の開発者 |
| Business | コラボ | 月額5米ドル・年払い | 月500 | 部門横断利用 |
| Enterprise | フル | 月額90米ドル・年払い | 月4,250 | 大規模組織 |
| Enterprise | Dev | 月額35米ドル・年払い | 月500 | 大規模開発組織 |
| Enterprise | コラボ | 月額5米ドル・年払い | 月500 | 大規模組織の共同利用 |
補助金を使ったFigmaの導入費用を確認したい方へ
自社の業務がP-06の対象として説明できるか、どのプランやシートが適しているか、補助金を活用した場合の導入費用について確認したい方はお問い合わせください。
補助対象や採択を保証するものではありません。対象可否、登録プラン、申請条件は、最新の公募要領、ITツール登録情報および事務局の判断をご確認ください。
Figmaの導入事例
株式会社SmartHR|デザインと開発の共同作業を効率化
公式事例では、Figmaへの移行を約2〜3か月で行い、デザインデータの共有や職種横断の共同作業に活用したと説明されています。プロトタイプを早ければ1日で作成し、アンケート、商談、社内説明などへ活用した事例も紹介されています。

株式会社みずほ銀行|部門と開発ベンダーのコミュニケーションを改善
2021年にデジタルマーケティング部でFigmaを本格導入し、アプリのデザイン内製化や関係部署・開発ベンダーとのコミュニケーションに活用しています。公式事例ではアプリ評価が1.5から4.5へ向上したと紹介されていますが、Figmaだけの効果と断定はできません。

ソフトウェア開発企業|デザインから開発への引き渡しを効率化
Dev Modeを使うと、開発者が寸法、余白、スタイル、アセット、コード情報を確認できます。Customer.ioがバリアブルとDev Modeを使ってハンドオフを合理化した公式事例があります。

制作・マーケティング部門|デザイン以外の共同作業にも活用
SmartHRの公式事例では、プロダクトデザイン以外にも、コミュニケーション、マネジメント、人材育成、動画制作企画、ブランド素材管理などへFigmaを活用しています。

Figmaが向いている企業
Webサイトやアプリを継続的に改善する企業
Web制作会社・システム開発会社
デザインルールを統一したい企業
リモートワークや外部委託が多い企業
生成AIで試作品作成を効率化したい企業
Figma導入前に確認したい注意点
補助金登録対象プランを確認する
公開料金ページに掲載されているすべてのプランが同じ条件で補助対象になるとは限りません。正式な登録プラン名、価格、利用期間、シート種別を確認してください。
フルシートとDevシートの違いを確認する
担当者ごとの作業内容を整理し、デザイン担当者、開発者、共同作業者に必要なシートを割り当てます。
AIクレジットの上限を確認する
Figma Makeや画像生成を多く利用する場合は、標準クレジットで足りるか、追加クレジットが必要かを確認してください。
AIへ入力する情報を管理する
顧客情報、未公開情報、個人情報、機密情報を入力する場合は、社内ルールと管理者設定が必要です。
共有設定を確認する
プロジェクト、チーム、ファイルごとに閲覧、コメント、編集権限を設定してください。
プラグインと外部連携を管理する
外部サービスへデータを渡す場合は、提供会社、保存先、アクセス権限、利用規約を確認してください。
AI生成物を人が確認する
生成された画面、コード、画像、文章は、仕様、安全性、権利、アクセシビリティを人が確認してください。
Figmaに関するよくある質問
Figmaはデジタル化・AI導入補助金の対象ですか?
弊社ではP-06で登録されています。ただし、正式な登録プラン、価格、シート種別、利用期間、対象業務の確認が必要です。
Figmaはどのプロセスに該当しますか?
今回の登録情報では、業種固有型プロセスであるP-06に該当します。正式な業種コードは登録資料で確認してください。
Figmaには生成AIが搭載されていますか?
はい。Figma Make、画像生成・編集、文章調整、要約、テンプレート生成などの生成AI機能があります。
Figmaはインボイス制度に対応していますか?
会計、受発注、決済には該当しません。適格請求書発行事業者登録なしでITツール登録された実績とは別の論点です。
どの料金プランが補助金の対象になりますか?
ITツールとして正式に登録されたプランが対象です。公開料金だけで判断せず、登録プランとシート種別を確認してください。
まとめ
Figmaは、WebサイトやアプリのUI・UXデザイン、プロトタイプ、レビュー、デザインシステム、開発者への仕様共有を一つのクラウド環境で行えるツールです。
Figma Makeをはじめとする生成AI機能により、文章による指示からデザイン案、画像、文章、プロトタイプ、Webアプリなどを生成できます。
ユーザー提供情報では、Figmaはデジタル化・AI導入補助金のP-06、生成AIありのITツールとして登録されています。一方、正式なP-06業種コード、登録プラン、シート種別、登録価格は申請前に確認が必要です。
補助金を活用したFigma導入について相談したい方へ
Figmaを自社のどの業務で利用できるか、P-06として説明できるか、どのプランやシート数が適しているかを整理した上で、導入費用と申請内容を検討することが重要です。
補助対象や採択を保証するものではありません。対象可否、登録プラン、申請条件は、最新の公募要領、ITツール登録情報および事務局の判断をご確認ください。
